『わたしの聖なるインド』の概要
| 原題/英題 | Land of My Dreams |
| 製作年 | 2023 |
| 製作国 | インド |
| 監督 | ノウシーン・ハーン |
| 時間 | 74分 |
| 配給 | きろくびと |
強く周縁化されてきたインドのムスリム女性たちによる平和的抵抗運動を追ったドキュメンタリー。2023年の山形国際ドキュメンタリー映画祭にて市民賞である<観客賞>を受賞している。
『わたしの聖なるインド』の予告編
この映画で知ることができること
- モディ政権になりインドは権威主義化に向かい続けている
- シャヒーン・バーグにて市民権改正法(CAA)反対運動がおこり、100日以上にわたり大規模な座り込みが行われた
- 集団で行動することの価値
この映画の背景
- 2014年にモディ首相率いるインド人民党(BJP)政権が発足
- BJPは現在まで12年にわたって政権を継続し、その間権威主義化の道を突き進んでいる
- 世俗主義の理念は打ち捨てられ、ヒンドゥー至上主義が主流化した
- インドにはイスラム教徒が14%ほどいるが、差別と迫害が深刻化している
- 2019年12月にCAAを制定し、意図的にイスラム教徒の排除を強めた
- 監督自身はムスリムでありながら、友人の殆どはヒンドゥー教徒という社会経験を送ってきた
- 監督の内面も反映されていることや、周りから影響を受けたくないことから自主制作で作られている
『わたしの聖なるインド』の感想
政治的・社会的に周縁化されてきたイスラム教徒の女性たちが立ち上がるその勇気と連帯に感動した。
敵を見立てて憎悪を煽っていく政治に立ち向かう市民の姿には、声を封じられる前に行動しなければという切実な思いがあった。急降下する日本の状況において、勇気をもらえる作品である。

筆者
声をあげなければ…!行動しなければ…!
昨年観てとても良かったパヤル・カパーリヤー監督の『私たちが光と想うすべて』やドキュメンタリーであり弾圧を受ける学生運動を記録した『何も知らない夜』もインドを知るのにとても良いのでおすすめ。
インドのデモはめちゃくちゃリズミカルなコールが格好良い。


