『ネタニヤフ調書 汚職と戦争』を観た!【最悪の戦争犯罪者】

ドキュメンタリー映画『ネタニヤフ調書 汚職と戦争』の感想

『ネタニヤフ調書 汚職と戦争』の概要

原題The Bibi Files
製作年2024
製作国イスラエル、アメリカ
監督アレクシス・ブルーム
時間115分
配給トランスフォーマー

イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフの汚職疑惑と虐殺に至る道筋に迫ったドキュメンタリー。汚職疑惑の捜査としてのネタニヤフ本人や関係者への警察尋問記録の一部が極秘裏に本作の制作チームへリークされたことにより作られたという経緯を持つ作品。権力欲にまみれた醜悪すぎるネタニヤフ夫妻の実態を目の当たりにすることになる。

『ネタニヤフ調書 汚職と戦争』の予告編

この映画で知ることができること

  • パレスチナにジェノサイドをしつづける元凶ベンヤミン・ネタニヤフの来歴
  • ネタニヤフ夫妻の異常な権力欲と汚職:財界やメディアとの癒着、贈収賄、利益供与などの実態
  • 現代の権威主義者の非道なやり口:スキャンダルを隠すために戦争を起こす
  • 小さな腐敗の兆候を軽視してはいけない。権力は市民が監視しなければならない

この映画の背景

2023年10月7日、イスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃への報復として、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を開始して以降、終わりが見えずに多くの人命が失われている。しかしその実態はあまりに非情なジェノサイドである。

時を遡り2017年、汚職疑惑の捜査が進む中、ネタニヤフ本人や関係者への警察尋問記録の一部が、極秘裏に本作の制作チームへリークされた。

2025年度に日本劇場公開されパレスチナ・イスラエルに関するドキュメンタリー映画の略年表

『ネタニヤフ調書 汚職と戦争』の感想

怒りとやりきれなさに苛まれる作品である。この権力欲は、この高慢さは、この身勝手さはなんなのか。あまりに醜悪である。

この映画を観ると、いかにしてこの男(とその妻)が取り憑かれた権力にしがみつき国家の腐敗を招いていったのかが詳らかになっていく。

筆者
筆者

この妻サラ・ネタニヤフもまぁひどいんだわ…ネタニヤフも不倫疑惑があって以降彼女には頭が上がらないのだとか…

最初は高級シャンパンや葉巻、妻用の宝石のおねだりなど総額25万ドルにものぼる。そしてメディアに百万〜数億ドルの見返りを与えて好意的な報道をさせその腐敗から逃れようとした。また司法改革で裁判所を弱体化しようともしている。ネタニヤフの小さな汚職隠しのために不正を積み重ね続けまさに雪だるま式に腐敗を拡大していったわけである。

極右政党と結託することで長期政権を維持し、裁判を始めないために「戦争状態」を自ら作り出した。そしてパレスチナ自治政府を弱体化させたうえでハマスと関与し資金提供までしているのである。

こんなやつの欲望のためになぜジェノサイドなど起こせるのか、一体どれほどの人を苦しめ、死に至らしめたのかと思うと本当に信じがたい存在である。

筆者
筆者

ネタニヤフ、絶対許されないゾ!!

現代最悪の犯罪者、ベンヤミン・ネタニヤフの凶行とその手口を知ってほしい。そして国民が権力を監視する意志を多くの人がもつきっかけになってほしい。そしてなにより、パレスチナのおかれている惨状を知り、解放すべくと声を上げてほしい。

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余談 現代の権威主義者マニュアル

2026年3月時点で、アメリカがイスラエルとともにイランを先制攻撃した。

「攻撃される気がした」という理由でトランプが引き起こした国際法無視の戦争である。これもネタニヤフのしかけた戦争と似た構造を持ち、トランプはいままさに暴かれつつあるエプスタインファイルの問題を有耶無耶にする意図があったに違いない。

そして日本である。2026年1月23日、日本の首相である高市早苗は通常国会の冒頭で衆議院を解散した。このあまりに無理やりな解散を強行し大量の税金を無駄にし、結果的に大量の議席を獲得してしまった。そしてこともあろうにイランへの違法な戦争に加担すべく高市政権は独裁的に改憲を進めようとしている。高市早苗が選挙直前に報道された裏帳簿問題やTM報告書、後に報道された脱税幇助といった多くの疑惑を隠すべく解散していると思わずにはいられない。

権力は監視されなければならない。日本においては大手新聞やテレビといったマスメディアの機能が広報と化し麻痺しつつある今、市民がより注意深く監視をしなければならないと強く感じてしまう今日このごろ。

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