『サンティアゴの扉』の概要
| 原題/英題 | El otro día / The Other Day |
| 製作年 | 2012 |
| 製作国 | チリ |
| 監督 | イグナシオ・アグエロ |
| 時間 | 122分 |
| 配給 |
監督の自宅にて、見つけた写真から家族の歴史が紐解かれるのだがたびたび鳴る玄関の呼び鈴に遮られ、今度は監督が彼らの家を訪問する。家族の歴史と現代のチリで暮らす人々が交錯するドキュメンタリー。
『サンティアゴの扉』の予告編
(公式っぽいものが見つからず…)
この映画で知ることができること
- イグナシオ・アグエロ監督の家族の記憶
- チリで暮らす人々や町並み
この映画の背景
- この作品は1年を区切りとして撮影された
『サンティアゴの扉』の感想
掴みどころがないような、しかし不思議と引き込まれる映画だった。
監督の両親の仲睦まじい写真が発見されたことについて、光の動きがとても美しい映像とともにナレーションが入り家族の歴史が語られていくのだが、なにやらいいところで呼び鈴がなる。
監督が扉を開けると、不意に家と訪問者につながりができる。静謐だった映像がざわつくような、そんな不思議な感覚が何度も去来するのが徐々に楽しくなったり。
そして訪れる人が、日本ではあまり考えられないような理由で訪問してくるのも新鮮だった。例えばお菓子の押し売り(困窮してるから買ってほしい、的な話である。そして監督は応じる)だったり、お金か食料を恵んでほしいという物乞い(そして監督は豆をあげる)だったり、映画の仕事が欲しいというリクルート活動(オフィスだと思って来てみたら自宅だった模様)だったり。監督は訪問者の家を尋ねるのだが、そこで打ち明けられる話を聞けばなかなか苦しい生活をしている人が多かった。そんなチリの社会の一端が垣間見えるのも新鮮であり、そこからうっすらと滲む監督の人柄もなんだか良かった。

筆者
光を追うような撮影が多くて、すごいキレイなんだよな〜
あと家には猫やら鳥やらも結構訪問してくるのもまた良い…!



ちなみに新谷氏はかつて山形国際ドキュメンタリー映画祭でイグナシオ・アグエロ監督をインタビューもされている。




